コラム
小さな会社の経営者様にむけて
ちょっと役に立つ、
ちょっと面白い、
そんなお話をご紹介します。
とりとめもなく始める2024
2024.1.3
年末に諸々の“納め”を準備しながら、2024年最初の仕事は、しばらく更新していなかったコラムの追加にしよう、と考えていました。
実は、昨年7月頃より、令和5年度の神奈川県中小企業診断協会・会報委員としての活動をしておりまして、年間4本のペースで連載記事を担当しております。
なので、会社のホームページ更新は止まっていましたが、自分自身としてはそれなりに継続して何かを書いている気分でありました。
連載記事の方は12月中に最後の4本目までを書き溜めたので、執筆活動の余力が出来ました。なので、年明けはホームページのコラム更新をしよう!と思ったわけです。
会報委員の連載記事は、神奈川県中小企業診断協会のホームページにも順次掲載されていきますので、ご興味ありましたらお読み頂ければと思います。
私の第1回連載記事はこちらになります。
https://sindan-k.com/wakamatsu/
余談ですが。“若杉”って、何故だかちゃんと読んでもらえないんですよね・・・
だいたい“ワカバヤシ”になります。“ワカマツ(wakamatsu)”は結構珍しいパターン。 杉と松では、全然違うと思いますけど。
目標
新年といえば、新たな目標を立てる時期でもあります。
私も3~4年前までは、目標を立てなきゃダメだというようなやや強迫観念もあり、一生懸命考えて、立派な目標を掲げていたように思います。
最近の私はというと、もちろん、目指すところはある程度決めているものの、それ自体を目標として大きく掲げるよりも、それに向けて日々どのように行動したら良さそうかを考え、決めたことを淡々と続けることの方に重きを置くようになっています。
年齢を重ね、掲げた目標に向けて現状を大きく変えることは難しくなりつつあり、柔軟性を失っているのだと思いますが、反面、自分の中に何か芯のようなものが固まりつつあるのかもしれない、そんな風に感じています。
母について
2021年4月に母を亡くしてから、もうすぐ丸3年になります。
母のガンが判明したころから、私の中でも物事の優先度を考え直す必要に迫られ、目標のとらえ方や目指し方も変わってきたのだと思います。
母が亡くなったとき、幸いにも父は健在で、私にも妻子がいたわけですが、何故だか広い宇宙に急に一人で放り出されたような、幼児が見知らぬ場所で迷子になった時のような不安な気持ちになり、 「あぁとうとう誰も頼れない。いよいよ自分一人で生きていかなきゃいけないのだなぁ。」と、不思議とそのように思いました。
時間が経つにつれ、不安や寂しさは落ち着き、代わりに感謝の気持ちが大きくなっています。
今年のお正月は、母がかねてから熱望していたように、久しぶりに叔父叔母・従兄弟たち家族と会ってきました。皆で集まったのは十数年ぶりだと思います。
母が元気なうちに実現できていたら良かったのですが、今がその“時”ということでもあったのかなぁと、少々無責任ながら、そう思うことにしています。
黒豆
昨年、わが家の花壇菜園では、コメリで購入した丹波の黒豆をまき、ほったらかし栽培しておりました。
秋に一度、枝豆として一部を収穫しましたが、ほとんどが虫に食われて思ったほど実っておらず、さらに年末までほったらかすことに。
年末、寒さが本格的になったころから鞘が割れはじめ、豆が地面に落ちるようになってきたので収穫し、2週間弱天日干し(という名のほったらかし)をした後、雨が降るので家にしまったものの、さてどうしたものかと思案(という名のほったらかし)をしておりました。
大晦日、というよりも元旦未明。うたた寝から目覚めた私は突如思いたち、黒豆を煮ることにしました。
わが家には『シャトルシェフ』という非常に便利な保温調理器があり、一度煮立ったら保温容器に入れておくだけで、火に張り付いていなくても煮物が出来ちゃうのです。
ネットで適当にレシピを調べ、ろくに計量もせず、適当に砂糖と思い付きのみりんを入れただけですが、思ったよりも美味しく煮えました。
収穫の時は、豆じゃなくて虫を育てたのかな?!と思うくらい、半分以上が虫食いで捨てていたのですが、それでもすぐには食べきれないくらいの黒豆煮を作ることが出来ました。
日常の風景から、思いがけない恵みを沢山頂くことができました。
この記事を書いた人
若杉 廣
株式会社ホットソウル代表取締役
やさしいDX推進協議会主宰
神奈川県中小企業診断協会会員・中小企業診断士
趣味はブラジリアン柔術、手抜き家庭菜園、ご近所直売所めぐり。