コラム
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どうやって商業出版する?
2021.12.22
こんにちは。株式会社ラブサバイバー代表取締役の斎藤 和明(さいとう かずあき)です。
前回の私のコラム「他者と差別化するための出版」では、商業出版の重要性についてお話しました。
今回は、具体的にどのように商業出版するか、コツをお伝えします。
前回記事はこちら
出版企画書をつくる
出版したいといっても、出版社にいきなり電話をしても取り合ってくれません。 そのために、まず出版企画書をつくりましょう。企画書の内容は、主に以下の7つです。
(1)タイトル(サブタイトル)
(2)キャッチコピー
(3)本の内容
(4)販売戦略
(5)章立て
(6)筆者名
(7)筆者のプロフィール
この中でも特に重要なことは(4)販売戦略です。一言で言えば「売れるための要素があるか」です。
どれだけ力を注いで企画書をつくったとしても、出版社はビジネスとして本を販売していますので、きちんと販路を確保していることをアピールしなければ取り合ってもらえません。
企画書の内容
(1)タイトル(サブタイトル)
実際に本が店頭に並んだときにはタイトルが重要ですが、企画書の段階ではそこまで重要ではありません。
本の内容に合わせて、仮のタイトルとして記載しておきましょう。
サブタイトルはタイトルで表現しきれない場合に記載します。
<例>
タイトル :『世界一簡単な商業出版の方法』
サブタイトル:『誰でも本を出版できる時代が来た!』
(2)キャッチコピー
読者の目を引くようなコピーを記載します。
ビジネス書の読者層としては、30代後半~40代後半の会社員がメインと言われていますので、会社員向けのものがいいでしょう。
<例>
・年収300万円アップも夢じゃない!
・貯金できれば人生は思い通り!
(3)本の内容
どのような本の内容か、概要を記載します。
例えば以下のような内容です。誰に対しての本かを記載するといいです。
「本書は、苦手意識を持つ上司や部下、同僚などに対して、どのように人間関係を構築すればいいかを役割別および状況ごとに記載したノウハウ本である。」
(4)販売戦略
売れる理由を書きます。
例えば「筆者が開講しているセミナー受講者が1,000名おり、それらに対してアプローチする」「1,000冊買い取りを行う」などです。
(5)章立て
書籍の目次です。大体50~60個ほどあるといいでしょう。
<例>
第1章 面接術
・笑顔で大きな声で、はっきり挨拶する
・面接先は人に紹介してもらう
(6)筆者名
筆者の名前を記載します。
(7)筆者のプロフィール
筆者の経歴を書きます。重要なのは、この書籍を出すに値する人物かどうか、です。専門家としての実績が分かるように、セミナー動員数や経験年数などを書きましょう。
まとめ
出版企画書は、出版社が販売するかどうかの判断材料です。自分や読者のためではなく、出版社向けに書きましょう。
出版担当が興味を持てば、商業出版への道がグッと近づきます。
企画書も1つだけではなく複数用意し、1冊2冊と本を出せるよう準備すると、自分のモチベーションにもつながりますよ。
この記事を書いた人
斎藤 和明
IT研修講師・ノープログラミングスクール主宰
神奈川県倫理法人会 後継者倫理塾・第四期生
株式会社ラブサバイバー代表取締役
うつ病体験を経て、IT業界から「うつ」をなくすことを掲げ日夜活動中