コラム
小さな会社の経営者様にむけて
ちょっと役に立つ、
ちょっと面白い、
そんなお話をご紹介します。
デジタル化はじめて勉強会
2024.7.17
去る7月12日に、「中小企業のデジタル化はじめて勉強会」と題して、3者共同の無料勉強会を開催致しました。
以前に参加したビジネス交流会でお会いした、株式会社ギボンズ代表の藤村さんにお声がけ頂いたのがきっかけです。IT講師をされている丸山さんと弊社の合同で、3者それぞれの特徴を生かした気軽なIT系勉強会を開催しましょう、という主旨でした。
かつては自前でセミナー開催したこともあるのですが、集客が非常に困難で、またやってみたいという思いはあったものの実現に踏み切れずにいました。なので今回お声がけ頂いたのはとてもありがたかったです。
久しぶりに、人前で じっくり話す機会となりました。
堅苦しくならないよう気軽な雰囲気としたいという開催趣旨もあり、自分自身もそれほど緊張せずリラックスして話せたとは思いますが、聞いている人を飽きさせずに、分かりやすく話をするのはむずかしいなぁと改めて感じました。
今回は我々も初めての開催で、顔見世的な意味合いもあったので、とても総論的な内容になってしまったかなぁとも思います。なのでご参加頂いた方には、身近なところに置き換えて腹落ちできる話題が少なく、ちょっと物足りない面もあったかもしれません。
出来れば定期的に続けて、湘南地域で定番のイベントになるくらいに育てられたらと思っているので、次回に向けての課題ですね。
デジタル化、何すればよい?
当日私は1番手で登壇しまして、「デジタル化、何すればよい?」という題名でお話させて頂きました。
デジタル化という言葉はだいぶ浸透していると思いますが、具体的にどのような取り組みを示しているのか、またはどのような行動を起こせばよいのか、分かりにくい部分もあると思いましたので、一つの解答例として、自分なりの考えをお話しさせて頂きました。
具体的な取り組み内容は、個々の事業者で事情が異なるので、一概には決められないと思いますが、「デジタル化を達成する」という目的においては、「会社として在りたい姿をしっかり共有すること」が何においても大事になると思います。
デジタル化の活動は、社内の様々な部署の協力が必要になりますし、部署ごとに利害が一致しないこともあるので、会社として目指す姿がしっかり共有できているかどうかが、成否を分ける決め手になります。
IT導入とデジタル化の比較
ぼんやりとしていて分かりにくいものに対しては、具体的に分かっているものと比較してみると、徐々に輪郭から見えてくる、というテクニックがあります。
なので、今回「デジタル化とは何ぞや」というお題で話をする際に、以前から使われている「IT導入」という言葉との比較で考えてみました。
それぞれの言葉の定義は、以下のサイトを参考に致しました。
【IT導入】
IT導入補助金2024 IT導入補助金とは
https://it-shien.smrj.go.jp/about/
【デジタル化】
情報通信白書 for Kids
https://www.soumu.go.jp/hakusho-kids/use/live/live_06.html
私自身は、IT導入とデジタル化の大きな違いは、 『ツール導入にとどまらず、工程・手順・やり方を変えていく』 という意志を、はっきりと持っているかどうかという点だと考えています。
そしてその先は、事業のあり方も変わるデジタルトランスフォーメーション(DX)につながっていくのだと思います。
この記事を書いた人
若杉 廣
株式会社ホットソウル代表取締役
やさしいDX推進協議会主宰
神奈川県中小企業診断協会会員・中小企業診断士
趣味はブラジリアン柔術、手抜き家庭菜園、ご近所直売所めぐり。